市谷に「札幌タンメン ベジ達（たつ）」（千代田区九段北4、TEL 03-6261-1930）がオープンして、5月27日で1カ月がたった。席数は18席。経営はアスラポート（中央区）。

「札幌タンメン ベジ達」店内の様子

　同社は1961（昭和36）年創業の札幌ラーメン店「どさん子」が手がける。創業62年のノウハウを生かし、「野菜を多く取れるタンメン」をコンセプトとする新業態として同店を開いた。

　メニューは「贅沢（ぜいたく）野菜味噌（みそ）タンメン」（850円）、「贅沢野菜塩タンメン」（800円）など。タンメン1杯に8種類の野菜を300グラム使うという。統括部長の川上和志さんは「野菜は中華鍋を使い、強火で炒めることで、香ばしさとうまみを感じていただける。麺は北海道産の小麦粉を使った中太ちぢれ麺。もちもちとした食感で、スープが絡みやすい」と話す。スープは、北海道の岩田醸造の「紅一点」をベースに、ブレンドしたみそを使う。「くどすぎず、懐かしさを感じさせる味だが、程よいコクもある」とも。野菜と麺の量は調節が可能。

　利用客はさまざま。川上さんは「がっつり食べたい時や野菜を中心に食べたい時など、ニーズに合わせて内容を調節できるので、老若男女問わず誰でも入りやすい店として知ってほしい。『どさん子』を知っている人も知らない人も、気軽に足を運んでいただき、地域に長く根付いていきたい」と来店を促す。

　営業時間は、ランチ＝11時～14時30分、ディナー＝17時～22時（土曜は11時～14時）。日曜・祝日定休。