気泡緩衝材「プチプチ」を製造・販売する川上産業(千代田区五番町)が10月1日、社名を「プチプチ株式会社」に変更する。
同社が社名を変更するのは、1968(昭和43)年の創業以来初めて。「プチプチ」は1994年に同社が商標登録した製品ブランドで、指でつぶした際の「プチッ」という音に由来する。長年親しまれてきた商品名を社名に掲げることで、製品ブランドとして培った認知を企業ブランドにも広げる狙いがある。
安永圭佑社長は、今回の社名変更について「単なる名称変更ではない」とし、「プチプチという多くの方に親しまれてきた言葉を社名に掲げ、私たちがこれから何をまもり、どのような社会を目指すのかを、より明確に伝えていきたい」と話す。
同社はこれまで、気泡緩衝材を通じて「大切なものをまもる」製品づくりを進めてきた。一方で近年は、使用済みプチプチの回収・再資源化にも取り組んでいる。使用済みのプチプチを回収し、分別・再生原料化した上で、再びプチプチの製造に利用する「ループリサイクル」を推進。自治体や小学校、民間企業などと連携し、リサイクルボックスの設置や出前授業、イベントなどを通じて回収の仕組みを広げている。2025年度のプチプチの再生原料使用比率は98%。気泡緩衝材の回収量は2023年の20トンから2025年には198トンに増加し、プチプチリサイクルボックスの設置台数も2021年の20台から2025年には404台まで拡大した。
今後は再生原料使用比率100%を目標に、改質技術や品質向上に取り組むほか、自治体・学校・企業との連携を広げ、使用済みプチプチの回収基盤を拡大するという。