桜の名所としても知られる靖国神社（千代田区九段北3）の相撲場で4月9日、日本相撲協会による奉納大相撲が行われる。

　奉納大相撲には、一人横綱の白鵬関、新大関の把瑠都関をはじめとする総勢200人の力士が参加を予定。先着6,000人が無料で観戦でき、毎年、老若男女を問わず大勢の地域住民や参拝客らが訪れる春の恒例行事となっている。

　春季例大祭に合わせて同協会から奉納されている「奉納大相撲」は、同神社の御霊（みたま）を慰めるために1869（明治2）年の創立鎮座祭で執り行われて以来毎年開催されている伝統ある大相撲。今年は創立140年記念事業の一つとして整備された、新しい相撲場での開催となる。

　当日は9時から土俵祭が行われ、10時40分から取組開始、本場所では見られない「初切り（しよっきり）」や「相撲甚句」、「櫓太鼓打ち分け」なども行われる。午後からは、同協会武蔵川理事長以下協会役員と横綱、幕内力士全員が参拝。14時から中入となり、幕内力士の土俵入りの後、中入後の取組が開始され、打出しは15時ごろを予定。

　4月11日には、同相撲場でプロレス団体「ZERO1」による奉納プロレス「大和神州ちから祭り」も予定されている。