飯田橋に「生搾りモンブラン専門店　飯田橋店」（新宿区神楽坂1）がオープンして、8月26日で1カ月がたつ。全席カウンターで、1階＝5席、2階＝7席。

「生搾りモンブラン専門店　飯田橋店」店長の村田さん

　1階のカウンターテーブルにはマロンクリームの搾り器を設置し、目の前でモンブランを仕上げる様子が見られるようにした。そのほか、客がマロンクリームを搾ることができる体験メニューも用意。店長の村田実由（みゆ）さんは「カウンターならではのコミュニケーションを考え、体験メニューを思いついた」と話す。

　マロンクリームは1ミリの細さで搾り出す。空気を含ませて搾り出すことで「栗の風味を感じやすく、口当たりも軽やかになる」という。

　メニューは、客が搾り器を使いマロンクリームを搾る「生搾りモンブラン」（1,500円～）のほか、「抹茶モンブラン」「季節のモンブラン」（1,500円～）、「和栗モンブラン」（1,700円～）など。旬のフルーツを添える「フルーツセット」（1,800円～）も用意する。モンブランの中身はアイスとバスクチーズケーキの2種類から選ぶ。村田さんは「軽い口当たりのメレンゲと甘さ控えめの純生クリームを、マロンクリームと合わせることで、食べやすく飽きの来ないモンブランになる」と話す。マロンクリームを搾るコツは「クリームの固さによって、皿を動かすスピードや搾り器との距離など調節すること」とも。テイクアウト用のモンブランには、湿気ないよう工夫を施したメレンゲを使い分けるなどして対応する。

　村田さんは「近隣の皆さんをはじめ、お客さまはもちろん、スタッフも楽しく過ごせるような店づくりを心がける。気軽にモンブランを食べに足を運んでいただければ」と意気込む。

　営業時間は11時～19時。朝と夜の時間帯は業態の異なる店が同じ場所で営業する。