四谷メディカルキューブ（千代田区二番町）で9月22日、中学3年生～高校2年生を対象とした医療体験セミナー「ブラック・ジャック セミナー」が開催される。

　同セミナーは、ジョンソン・エンド・ジョンソン（千代田区）が2005年より、将来を担う多くの学生に、治療の体験を通じて医師や医療従事者を志すきっかけになることを目的に、実際に治療現場で使われる医療機器を用いた体験イベントとして全国の病院と共催で実施してきた企画。昨年からは、同社の取り組みに賛同した手塚プロダクション（新宿区）が漫画「ブラック・ジャック」のキャラクター使用を認め、「ブラック・ジャック セミナー」の名称で開催している。

　同院で初めての開催となる今回のセミナーでは、第一線で活躍する6人の医師の指導の下、手術体験を実施。シミュレーターによる胆のう摘出手術体験や救命救急体験、摘出手術体験、超音波メス使用手術体験、皮膚縫合体験などを予定している。

　同院広報担当の奥村さんは「日本の外科医の人数が急激に減ってきている。将来を担う中学・高校生の皆さんには、このセミナーで最新の外科手技の模擬現場を楽しみながら体験し、外科に対する関心・理解を深めてもらえることを期待している。このセミナーが一人でも多くの若者が将来の医療を支える医師を志すきっかけになれば」と話す。

　開催時間は13時～16時。定員は20人で、現在参加者を募集している。申し込みはファクスで受け付けている（応募多数の場合は抽選）。締め切りは今月13日午前中。