SNS「HAAMO」を運営するアストラルウォーク（新宿区荒木町）は7月27日、フェイスブックを使った飲食店を中心とした事業者向けの新サービス「HAAMO Pray（ハーモ・プレイ）」のベータ版を公開した。

　同サービスは、自社の宣伝や来店促進につながるマーケティングツールとなるソーシャルクーポンゲーム。これまでのクーポンが店から顧客への一方通行に近い一時的なものであったのに対し、同サービスは顧客がゲームを楽しみながらクーポンを獲得する双方向性と、クーポン内容やゲーム参加状況が顧客の「友達」にシェアされ情報が広がる拡散性を持つ。

　レストランの場合、「店の人気メニューベスト3」「名物料理の隠し味」などの問題を出題するとフェイスブック上に投稿される。その店に「いいね」を押しているファンが問題に対してコメントすることで、相互のやり取りがフェイスブック上に広がり、その「友達」が新規顧客となる可能性も期待できるほか、正解者には割引チケットなどのクーポンを発行しファンの来店促進にもつなげる。

　同社の中西宗義社長によると、「フェイスブックを始めてみたものの、話題不足などを理由に情報発信や効果的な投稿、定期的な投稿が滞っているという事業主の声も多く聞かれる」といい、同サービスは現状のアカウントをそのまま使用し、活用できるのが特長。出題内容は各自で決めることができ、自社の強みのアピールや製品・商品の裏話、トリビアなどをはじめ、オリンピックなどスポーツイベントの結果をファンと共に予想するなど、アイデア次第で出題内容は無限に広がる。

　事業者の利用料金は現在、期間限定で無料（将来的には有料化を想定）。9月中旬リリースの正式版ではツイッターへの対応も予定している。