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半蔵門に薬酒と薬膳料理の店「七菜色草」 生薬を使った酒などを売りに

「七菜色草」が使う生薬の一例

「七菜色草」が使う生薬の一例

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 半蔵門に「七菜色草(なないろそう)」(千代田区一番町、TEL 03-6261-5538)がオープンして3月9日で2カ月がたつ。昼は薬膳料理専門店、夜は薬酒バーの二毛作営業する同店。席数はカウンター6席。

「七菜色草」が使う生薬の一例

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 店主の山本恵さんは、自身で漢方茶をブレンドしているうちに、知人に配合を依頼されるようになったという。山本さんは「より多くの方に漢方や薬膳を広めたいと思い、勉強を重ねて店を持つことにした」と話す。

 「日本では日常的に触れる機会も少なく、気軽に食べられる場所がない」と山本さん。薬酒や薬膳料理を気軽に試せる店を目指すという。「旬のものを頂き、自身の体調の状態に合わせて生薬の力を借りることが身近になってほしい」とも。

 ランチメニューは、セリ科トウキのだしで煮込んだ「当帰(とうき)とチキンと季節野菜の小鍋 漢方茶とデザート付き」(1,800円)など。バータイムは「なつめ酒」「クコ菊花(きっか)酒」などの薬酒各種(1,000円~)のほか、「薬膳小鍋」(1,800円)などを用意する。薬酒や漢方茶は、山本さんが独自に配合しているという。「米焼酎で生薬を漬け込むと成分が抽出されやすい。そのほか、生薬によってはウイスキーなどにも漬け込むなど、珍しい組み合わせにもチャレンジしている。さまざまな薬酒を召し上がっていただければ」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、バー=17時30分~23時(日曜・祝日は17時~21時)。水曜定休。

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