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江戸川橋に「トラットリア コマンドシー」 地方の食材で創作イタリア料理

「トラットリア コマンドシー」ボンゴレロッソ(1,500円)

「トラットリア コマンドシー」ボンゴレロッソ(1,500円)

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 江戸川橋に「trattoria command C(トラットリア コマンドシー)」(文京区関口1、TEL 03-6280-8833)がオープンして12月10日で2カ月がたった。席数は14席。

「トラットリア コマンドシー」生カキ

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 店主の西村悟(さとる)さんは、元々歌唱や演奏などの音楽を仕事にしていたが、時間を見つけては飲食での経験も積んでいたという。コロナ禍で音楽の仕事が減少し、勤めていた飲食店も閉店したことから動画制作の仕事を始めた。「地方の自治体やホテルのPR動画を撮影するなかで、多くの海産物や農作物を知ったことが店を持つきっかけ。良い食材との出合いを生かしたいと思った」と話す。江戸川橋や神楽坂付近の店で西村さん自身が食事をし、「人の良さに触れたことから、この場所に店を開こうと決めた」と振り返る。

 店名はパソコン操作のコマンドシーから。「コマンドシーを押すとコピーができるように、良いとされている事柄を次々取り入れて、常に進化する店を目指したい」と思いを込める。

 使う食材は、西村さん自らが生産者に会って選ぶという。「自分が本当においしいと思ったもの以外は提供しない。食材の目利きも行い、旬を大切にする。特に貝やカキなどの海産物に力を入れており、皆さんに食べてほしいと感じたものだけを仕入れる。ワインとスコッチも、あまり他店では見ない種類を取りそろえている。当店ならではのメニューやドリンクで、ちょっとした特別な時間を過ごしていただければ。近隣の皆さまに愛される店になれれば」とも。

 メニューは、3世代にわたりカキを養殖し続けているという「大和田家の牡蠣(かき)」(600円)や、ミディトマトとミントの組み合わせを独自に研究したという「桃井薫tomato」(500円)、フランスから輸入しているチーズを使った「ゴルゴンゾーラとパルミジャーノのリゾット」(1,500円)など。

 営業時間は、17時~23時30分。日曜・祝日定休。

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