神楽坂に「日本料理 神楽坂 仁（じん）」（新宿区神楽坂4、TEL 03-6826-9154）がオープンして2カ月がたった。オープン日は10月13日。席数は、カウンター＝6席、テーブル＝2卓。

「日本料理 神楽坂 仁」女将の飯田依子さんと料理長の杉原徹也さん

　料理長の杉原徹也さんは、日本料理「大和屋三玄」や神楽坂の料亭で経験を積むなど、約20年にわたり日本料理に携わってきた。杉原さんは「実家が飲食店を経営しており、和食の道に足を踏み入れるのは自然な流れだった」と振り返る。

　店名の「仁」は、分け隔てない慈しみや思いやりを表す。日本料理をよりカジュアルに楽しんでほしいという思いから、明るい和モダンな内装にしたという。女将（おかみ）の飯田依子（よりこ）さんは「食材や料理には妥協していないが、神楽坂の日本料理店の中でも比較的利用しやすい価格帯なのでは。カウンターもあるので一人でも来ていただきやすい。気軽に足を運んでもらえれば」と話す。

　杉原さんが鳥取出身ということもあり、魚介類は境港から直送で仕入れる。数種類のだしを用意し、食材や料理に合わせて使い分けるという。「昆布やカツオのバランスを独自に研究し、香り豊かでまろやかな風味のだしを作る。だしが食材のうまみを引き出し、繊細な味の料理を提供することができる」とも。

　メニューは季節のコース料理をはじめ、単品料理も用意する。旬の食材を提供したいという思いから、料理は2週間ごとに変える。冬限定のコースは「ふぐコース」「カニコース」「すっぽんコース」（以上2万円）など。

　営業時間は、ランチ＝11時30分～14時30分（土曜・日曜・祝日のみ）、ディナー＝17時～22時。月曜定休。