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神楽坂にそば居酒屋「矢来山房」 脱サラ店主がひとりで切り盛り

「手打ちせいろ」(900円)

「手打ちせいろ」(900円)

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 神楽坂にそば居酒屋「酒・蕎麦 矢来山房(やらいさんぼう)」(新宿区矢来町、TEL 03-6767-9157)がオープンして3カ月がたった。オープン日は2月8日。席数は、テーブル=5卓、カウンター=4席。

神楽坂のそば居酒屋「矢来山房」と愛犬ボス

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 住宅地にある戸建ての1階に店を構える同店は、脱サラした店主の井上さんがひとりで始めた小さなそば居酒屋。井上さんは前職で30年以上、同じ会社に勤めてきたが、50歳の時に「人生100年時代、残り半分の人生をどう生きるか」を考えたことがきっかけで店を開くに至った。

 店名の由来は、夏目漱石が晩年住んだ「漱石山房」に近いことから。「大したものは出せないが、『どこか懐かしい雰囲気』の店内で、そば屋・居酒屋呑(の)み文化を継承した『静かにひとり飲みできる店』『華美ではない有意義な時間を過ごすことができる店』をお客さんと一緒に実現できたら。愛犬ボスが2階からケージ越しに1階に顔を出すかも」と話す。

 「人生最後は、自分の足で世の中に立ちたい。70歳や80歳になっても、できれば死ぬまで働きたい。その礎を、体力もある50代で築きたいと考えた。自分が会社員時代に通い、助けられてきた現在も残る居酒屋・そば屋でのひとり飲みの文化を継承して、ひとりで静かに飲める、華美ではなく廉価で居心地の良い、そばと日本酒を軸とした居酒屋を目指す」と意気込みを見せる。

 メニューは「手打ちせいろ」(900円)、「豆腐」「ごま豆腐 甘いタイプ」(以上400円)、「野菜の煮物」(各500円)など。ドリンクは日本酒(600円~)、「ビール(赤星など)」(600円~)、「炭酸水+シロップ(りんご酢、レモン、ジンジャー)」(各600円)など。そばは「十一そば」で、そば粉は茨城県から仕入れている。料理は手作りを心がけており、魚・肉を使わず野菜中心。

 営業時間は 16時~20時30分。月曜・日曜・祝日定休。事前の予約を呼びかける。

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