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麹町に古民家を改装した花屋ワインバー「Sukima 半蔵門」 ナチュールワインを提供

「Sukima 半蔵門」外観

「Sukima 半蔵門」外観

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 麹町に3月5日、フラワーショップとバーを組み合わせた花屋ワインバー「Sukima 半蔵門」(千代田区麹町、TEL 03-6822-2726)がオープンした。経営は、内装設計事務所のアトリエスリー(千代田区)。

「Sukima 半蔵門」デザイナーの三谷眞也さん

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 デザイナーの三谷眞也さんは「元々この一軒家は、古民家を改装して私が自宅兼設計事務所で使っている物件。魅力のあるこの空間を生かして何かできないかと以前から考えていたところ、植物に焦点を当てて店を開くことに決めた。母親が植物好きだったこともあり、幼少期は草木に囲まれていた記憶がある。普段は設計デザインをしているが、手掛けた店などでも、花を生かした空間をデザインするように意識している」と話す。店名の由来は、店がビルとビルの間に位置することから。

 店内の花は三谷さんが買い付けており、要望に合わせて束ねるという。花器や照明も販売し、植物のあるライフスタイルを提案する。店を開くに当たりフローリストに弟子入りし、ホテルなどで働きながら装花を学んだという。「長い構想の末、この度オープンできた。自分を体現するような、思いの詰まった空間にしていければ」と話す。

 取り扱うアルコールは、赤ワイン(グラス1,000円~)やオレンジワイン(グラス1,300円~)など、花や植物の要素を持つものを置いている。「元々飲食店のデザインを中心にしていたこともあり、構想段階から植物を見ながら飲めるワインバーにすることを考えていた。植物由来のフレーバーや、花のデザインを取り入れたボトルのラベルなど、さまざまな観点から植物を感じてもらえれば。今後はフードにも力を入れていきたい」と意気込みを見せる。

 「店名通り、『隙間』を敢えてデザインし、植物を置くことで落ち着ける空間ができる。ディナーの前や、帰宅前に立ち寄ってもらい、ほっと一息ついてもらえれば。家でも仕事場でもない、心のよりどころのような場所になれれば。桜などの四季折々の植物を、店内で見てもらえるような取り組みも行っていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は土曜・日曜・祝日の12時~23時30分。

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