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神楽坂「ウォレテリア山藤」×「hanane」 規格外の花を販売するイベントを開始

ウォレテリア山藤店長のアスティちゃん、スタッフの土橋竜太さん、hananeの松野ゆかりさん

ウォレテリア山藤店長のアスティちゃん、スタッフの土橋竜太さん、hananeの松野ゆかりさん

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神楽坂の革小物店「ウォレテリア山藤(やまとう)」(新宿区神楽坂5、TEL 03-5579-8377)の店頭で7月22日より毎週木曜・金曜、切り花が販売されている。販売する花は、生花店「hanane」(港区)が手掛ける、規格外で市場には出回らない「チャンスフラワー」。hananeは2019(平成31)年より、規格外と判断され正規のルートに乗らない花を仕入れ販売する「チャンスフラワー」プロジェクトを始めた。

チャンスフラワー=神楽坂「ウォレテリア山藤」×「hanane」

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hananeの松野ゆかりさんは「チャンスフラワーは元々、弊社代表が花を身近に感じてほしいと始めた『花会』というフラワーレッスン会で、規格外の花を活用したことがきっかけ。それが好評だったため、多くの方に気軽に花を購入していただきたいと『チャンスフラワープロジェクト』と名付け、規格外の花を正式に販売するようになった。おかげさまで多くの方に好評いただき、昨年にはチャンスフラワーの集荷本数が53万本を突破した」と話す。

取り扱う花は、茎の長さが足りない、花の大きさが基準に満たないなどという理由で、通常の花市場の流通に乗らないもの。チャンスフラワーの「チャンス」は、手に取る側が、花を楽しむきっかけや、花を見て笑顔になるチャンスをもらえる、という意味を込めている。「虎ノ門にある自社の店舗でも、通常の花を販売する傍ら、店頭でチャンスフラワーの花摘みを行っている。チャンスフラワーは1本100円なので、少しでも多くの方が花を飾るきっかけになってくれれば。生産者が愛情を込めて育てた花を、たくさんの方に楽しんでもらうことで、花業界全体に良いサイクルができるのでは。花摘みに賛同してくださる企業も随時募集している。異業種の方々も巻き込んで、花をより身近に感じてもらえるプロジェクトとしてさらに広がっていけば」と松野さんは期待を込める。

ウォレテリア山藤での販売は、同店がhananeのサイトでチャンスフラワーの参画店を募っていたのを見て連絡し実現した。山藤の山本翔一朗さんは「当店は本社を元浅草に持つ1899(明治32)年創業の革小物専門店。近年立ち上げたオリジナル革小物ブランドを知ってもらうためにと、神楽坂に2018(平成30)年に店を開いた。街の路面店として、もっとお客さんとコミュニケーションを取りたいという思いで、hananeさんに声を掛けた。導入してすぐから、多くの方に好評いただいている。チャンスフラワーがきっかけでお客さんと会話が生まれ、よりこの地に根付いた関係性を構築できているように感じる」と話す。

「我々が作る革小物も、革それぞれの風合いを大切に、ナチュラルであることを心掛けて製作している。業種は違えど、規格外の個性豊かな花に光を当て、お客さんに価値として提供することは通ずるところがある。今後も継続してチャンスフラワーを店頭で販売したい。ぜひ当店で花や革小物を見ていただきたい。地域の方々を中心に、ウォレテリア山藤らしいライフスタイルを提案できれば」と意気込みを見せる。

営業時間は12時~19時30分(土曜・日曜・祝日は19時まで)。火曜定休。

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