プレスリリース

【人間国宝・山下義人氏】ファクトリエ対談企画「STORY」に登場!「漆の美学と真理」を語る

リリース発行企業:ライフスタイルアクセント株式会社

情報提供:




メイドインジャパンの工場直結ファッションブランド「ファクトリエ」(運営:ライフスタイルアクセント株式会社、本社:熊本市)は、各界で「ほんもの」を追求する方々に話を伺う対談企画「STORY(こだわり対談)」の第39回として、重要無形文化財「蒟醤(きんま)」保持者(人間国宝)の漆芸家・山下義人氏との対談「人間国宝・山下義人氏に聞く、「漆の美学と真理」」を公開しました。

聞き手はファクトリエ代表の山田敏夫。今回はファクトリエを長く愛用しているフェンシング・オリンピック金メダリストの見延和靖選手も同席し、漆に向き合って半世紀を超える山下氏に、創作の根本にある「人間性」、伝統の捉え方、「未完成の完成」という美学、そして日本人が1万年以上受け継いできた漆文化について伺いました。

本対談は、WEB記事に加え、YouTube(動画)およびSpotify等で配信中のポッドキャスト「ほんものづくりのほんものがたり」でも公開しています。

■ 公開コンテンツ概要

WEB記事(STORY 第39回): https://factelier.com/story/39/
公開日: 2026年10月4日(日)・10月10日(土)
STORY一覧: https://factelier.com/story/
https://www.youtube.com/watch?v=j49sMgscB5o

YouTube(動画):前編: https://youtu.be/j49sMgscB5o

Spotify(ポッドキャスト):https://open.spotify.com/episode/4RDE25BEw4Ghmrozq3Q3X6?si=EXp-CzdET-yFVUKF0GNxsQ

Apple Podcasts: https://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%9B%BD%E5%AE%9D%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B-%E6%9C%AA%E5%AE%8C%E6%88%90%E3%81%AE%E5%AE%8C%E6%88%90-%E3%81%A8-%E5%BC%95%E3%81%8D%E7%AE%97%E3%81%AE%E7%BE%8E%E5%AD%A6%E3%81%A8%E3%81%AF/id1873690591?i=1000792932048

https://www.youtube.com/watch?v=w1_LHPBicsU

YouTube(動画):後編: https://youtu.be/w1_LHPBicsU

Spotify(ポッドキャスト):https://open.spotify.com/episode/11iTEXFuzIv5B1WPyvZveG?si=0YwmbpQFSay9_vKnKBswi

Apple Podcasts: https://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%9B%BD%E5%AE%9D%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B-%E9%9D%9E%E3%81%BE%E3%81%98%E3%82%81-%E3%81%AA%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A/id1873690591?i=1000794589828

■ 対談の見どころ

1. 「技術は二番目」――創作の土台は人間性にある

金刀比羅宮の天井画復元

蒟醤の人間国宝・磯井正美氏、蒔絵の人間国宝・田口善国氏という二人の師に師事した山下氏は、両氏に惹かれた理由を「作品に惚れたのはもちろんだが、一番には人間性に惚れた」と語ります。
「人間性が育たないと発想が生まれない。だから技術は二番目で、まずは人間性という引き出しを増やすことが何より大切なんです」

2. 「伝統」とは、固執ではなく進化の積み重ね

天井には市松状に138枚もの板が敷き詰められていています

江戸後期の玉楮象谷に始まる香川の蒟醤が今も生きているのは、各時代の作り手が新しい試みを重ねてきたからだと山下氏は指摘します。
「『伝統』とは、過去の技術を足場にしながら、その時代に生きる人間が目一杯新しいものを作ることなんです」

3. 引き算の美学「未完成の完成」

蒟醤丸箱「炎」(第60回日本伝統工芸展)

「作者がこれでもかと画面を埋め尽くしてしまうと、見る人の想像力が働く余白がなくなってしまう」
あえて引き算をして空白をつくることで、見る人・使う人も作品の物語に参加できる余地が生まれる。日本独自の美学として語られます。

4. 師から受け継いだ「非まじめ」という生き方

香川漆芸研究所では若手の育成も積極的にされています

真面目でも不真面目でもなく、物事を俯瞰する姿勢。「みんながゾロゾロ歩いている中で、ふっと一人だけ脇道に入り、路地裏でいろんなものを見て面白がり、また元の列に戻ってみんなにその話をしてあげる」。ものづくりに携わる人間に必要な「意表を突く視点」として、師・磯井正美氏から受け継いだ考え方が紹介されています。

5. 工芸における「用」と「美」、そして食卓の漆器

どのように作品ができるのかを見ることもできます

FRANCK MULLER、Sergio Rossi といった世界のラグジュアリーブランドとの協業経験を踏まえ、「使うための道具(用)」と「鑑賞するための芸術(美)」を明確に分けて考える哲学を語ります。また、日本の食器はもともとすべて漆器であったこと、漆器は保温性・肌触りに優れ中性洗剤でも洗える丈夫な素材であることに触れ、「ご飯も漆器の飯椀で食べてみてほしい」と提案。縄文時代から1万年以上続く漆文化を次世代へ手渡したいと結んでいます。

■ 山下義人(やました よしと)氏 プロフィール




漆芸家・人間国宝(重要無形文化財「蒟醤」保持者)
1951年香川県生まれ。香川県立高松工芸高等学校漆芸科を卒業後、のちに蒟醤の人間国宝となる磯井正美氏に師事。1976年からは蒔絵の人間国宝・田口善国氏にも師事する。1989年および1994年の日本伝統工芸展にて朝日新聞社賞を受賞、2005年・2011年には日本工芸会保持者賞を受賞。身の回りの自然を題材とした斬新な意匠と重厚な画面構成で高い評価を得ており、蒟醤と蒔絵の技術を組み合わせた作風でも知られる。1999年からは金刀比羅宮における木地蒔絵の復元事業に参加。1995年に四国新聞文化賞、2007年に紫綬褒章、2021年に旭日小綬章を受章。2013年、重要無形文化財「蒟醤」保持者(人間国宝)に認定。

■ 「STORY」/ポッドキャスト「ほんものづくりのほんものがたり」について

「AI時代にほんものとは」をコンセプトに、ファクトリエ代表・山田敏夫が聞き手となり、業界・領域を越えて「ほんもの」を追求する方々に、肩書きや経歴の奥底にある挫折・葛藤・矜持と、次世代へのメッセージを伺う企画です。WEBの対談記事「STORY」として公開するとともに、ポッドキャストでも配信しています。

形式: 30〜60分の対話。極力編集せず、本人の語りをそのまま残す構成
配信: WEB(https://factelier.com/story/)/YouTube/Spotify/Apple Podcasts/Instagram/note

これまでの出演者(一例):
元エルメス本社副社長 齋藤峰明氏、放送作家 小山薫堂氏、フィギュアスケーター 浅田真央氏、元サッカー日本代表監督 岡田武史氏、片づけコンサルタント 近藤麻理恵氏、虎屋17代 黒川光博氏、現代の名工 稲荷田征氏 ほか
※なお、今回同席した見延和靖選手も、過去にSTORY(https://factelier.com/story/28/)に出演しています。

■ 代表・山田敏夫 コメント


香川漆芸研究所では山下先生の作品も展示されていました

対談に先立ち伺った金刀比羅宮で、山下先生が復元・修復を手掛けられた天井画を拝見しました。頭上に広がる138枚の圧巻の蒔絵を前に、その圧倒的な手仕事と情熱に言葉を失いました。静かな佇まいの中にふつふつと燃える、格調高い炎のような情熱。それこそが山下先生の真骨頂だと感じます。
長年、賞に恵まれず苦しまれた時期を「家族の支えがあったからこそ乗り越えられた」と穏やかに振り返るお姿も大変印象的でした。当時から市場縮小が叫ばれる伝統工芸の世界ですが、個人の圧倒的な情熱と美意識さえあれば、KENZOやフランク ミュラーからの制作依頼のように、世界へと広がる道は必ず開けるのだと確信させられました。
山下先生は「伝統とは守るものではなく、今の時代を精一杯チャレンジし進化させること」とおっしゃいます。人生は十人十色であり、誰かの真似ではない「自分自身の価値観を見つける旅」です。周りの声に惑わされることなく、日々の泥臭い積み重ねの中から自分だけの価値観を育てていかなければならないと、私自身も深く心を揺さぶられました。

■ 取材のご相談

本企画および記事内容に関する取材・転載のご相談を承っております。記事本文・写真素材の二次利用をご希望の場合は、下記広報までお問い合わせください。

■ ファクトリエについて

ファクトリエは2012年に創業した、メイドインジャパンの工場直結ファッションブランド。
世界ブランドを手掛けるような日本のアパレル工場と、中間流通を省き直接提携し、こだわりのつまった一流の“語れる逸品”を開発。高品質なアイテムを適正価格でお客様にお届けしています。加えて、工場には適正な利益を還元する仕組みを取り入れています。
ネット通販をベースに、銀座・熊本に試着専門店を構え日本から世界ブランドを作るべく取り組んでいます。
アパレル国産比率は1%台に激減している中、日本の工場に焦点を当てたファクトリエの独自の取り組みは、テレビ東京「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」をはじめとしたあらゆるメディアにも取り上げられています。
ブランドサイトURL:https://factelier.com/aboutus/

■ 会社概要(ファクトリエ運営会社)

会社名:ライフスタイルアクセント株式会社
代表者:代表取締役 山田 敏夫
本社所在地:熊本県熊本市中央区手取本町4-7
試着専用店舗:ファクトリエ銀座店・熊本本店
HP:https://factelier.com/