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武蔵野美大にコワーキングスペース クリエーターの幅広い交流促す

「Ma」のコワーキングスペース

「Ma」のコワーキングスペース

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 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス(新宿区市谷田町1)内に6月8日、コワーキングスペース「Musashino Art University Co-Creation Space -Ma-(マ)」がオープンした。キャンパス内でのコワーキングスペース開設は美術大学で初の試み。

「Ma」のコワーキングスペース

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 同大は、良品計画(豊島区)との共創実験店舗や、日本総合研究所(品川区)との共同研究拠点の開設など、大学と社会をつなぐ取り組みを行っている。「従来の大学の枠にとらわれず、クリエーティブ人材のコミュニティーを作りたい」と考えた結果、コワーキングスペース開設にたどり着いたという。

 利用者に関して「同大または美術・デザイン専攻の大学(または相当の教育課程)を卒業後15年目までの各種クリエーティブワークを本業とする個人」とする。「クリエーティブワーク」とは、アートやデザイン領域のほか、業種や職種に限らず幅広く想定するという。

 運営に携わる同大総務グループの板橋孝浩さんは「利用者同士の交流拠点としてはもちろん、企業・地域との共創、社会人リカレント教育など、社会と大学の間にある『可能性の場所』を目指す。私たちだけで完成させるのではなく、地域の方や利用者の皆さんと一緒に模索しながら、クリエーティブな活動をしていきたい」と話す。

 同大卒業生で、コワーキングスペース運営スタッフでもある河野奈保子さんは「社会の中で、美術やデザインを学んできた人たちが集う場所は意外と少ない。単なるコワーキングスペースではなく、クリエーターたちならではのアイデアが生まれるような場所になれば」と期待を込める。

 営業時間は10時~22時。日曜・祝日定休。現在は個人会員のみの募集。

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