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DNPプラザで「いちがや喫茶部」 垣根越えた地域コミュニティーの場に

「いちがや喫茶部」開催の様子

「いちがや喫茶部」開催の様子

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 企業と市民の垣根を超えたオープンスペースカフェ「いちがや喫茶部」が5月15日、DNPプラザ(新宿区市谷田町1)2階「コラボレーションゾーン」で開催された。

「いちがや喫茶部」主な運営メンバー

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 「地域とのつながりを大切にしたい」と大日本印刷が発案した、この取り組み。バリスタの草薙たみさんをはじめ、同エリアに位置するMUJIcom武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス店、武蔵野美術大学の学生、近隣の住民など有志のメンバーで定例的に開く。

 誰でも利用でき、開催時間内であれば、いつでも出入りが可能。訪れた人にはコーヒーと菓子を振る舞う。昨年末から実験的に活動していたが、5月にはポスターを作製し、SNSなどで初公開した。

 告知ポスターは、武蔵野美術大学に通う藤原大地さんがデザインを担当した。「コーヒー豆をエクスクラメーションマークの一部に見立て、何気ない交流から新たな発見やひらめきがあることを表した。『さまざまな物事が始まる場』という思いを込めている」とも。

 バリスタでありながら、地域創生などにも取り組む草薙さんは「都心だからこそ、エリアにいる人が誰でも気軽に立ち寄れ、つながれる場所が必要」と話す。企業勤めのオフィスワーカーや授業終わりの大学生が休憩に訪れたり、近隣住民同士が誘い合って顔を出したりすることも多いという。「過去開催を振り返っても、参加者の年齢層や社会属性はさまざま。立場関係なく会話ができる喫茶部では、企業と近隣住民の雑談から、コラボレーションの構想も生まれるなど、新たな可能性も広がっている。雑談をベースに、楽しみながら取り組むと面白い企画も生まれる。肩の力を入れ過ぎず、いい意味で『緩さ』を大切にしながら、市谷で人と人とのつながりを作っていきたい」と笑顔で話す。

 開催は毎月第3月曜の15時~19時。参加費は 500円。

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