新宿区立津久戸小学校(新宿区津久戸町2)の6年生児童が、「総合的な学習の時間」の中で1年間行ってきた地域活動「神明楽プロジェクト 神楽坂にエール」を2月25日にやり遂げた。
コロナ禍の影響を受けている神楽坂の商店街に対して、「自分たちで何かできないか」と始めた同プロジェクト。活動内容は、地域の清掃活動やテークアウトマップ制作、ポスター制作、感染予防などについてデザインしたポケットティッシュ制作・配布、毘沙門天に掲示する横断幕制作、商店会の店を応援するチラシ制作など。
同小は昨年3月から、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休校期間が5月まで続いていた。その間に児童は最高学年になり、4月になっても最高学年になったという意識を持つことが難しかったという背景があった。そこで同小は、困難な状況下でも諦めずにできることを実行することや、学校教育目標の「たくましく前向きに生きる津久戸の子」の育成を目指し、神楽坂商店街における地域貢献活動を実践。
児童らは「地域貢献を目指した活動を通して、まちづくりや地域活性化のために取り組んでいる人々の思いや組織について理解し、地域の一員として自分ができる地域貢献活動の在り方を考えるとともに、自らの生活や行動に生かすこと」を目標に取り組んできたという。
活動後、児童の感想は「活動中に地域の方が、『えらいね』、『がんばってね』と声をかけてくださり嬉しかったです。これからも神楽坂を盛り上げる一員として、積極的に関わっていきたいです」と話す。