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四谷三丁目にライブハウス「CON TON TON VIVO」コミュニケーションの場へ

「CON TON TON VIVO」店主の天神直樹さん(右)、スタッフの笠野裕美子さん(左)

「CON TON TON VIVO」店主の天神直樹さん(右)、スタッフの笠野裕美子さん(左)

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 四谷三丁目にライブハウス「CON TON TON VIVO(コン トン トン ビーボ)」(新宿区舟町、TEL 03-6274-8383)がオープンして1カ月がたった。オープン日は5月1日。

四谷三丁目のライブハウス「CON TON TON VIVO」ステージ

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 店主の天神直樹さんは「コロナ禍で大変な時期に大変だから始めた訳ではなくて、たまたま今のタイミングに開店した。このご時世、お客さんはライブハウスに足を運べなくなり、演者もライブをする場所が限られてきている状況で、改めて直接演者とお客さんが対面することの大事さを感じた」と話す。

 「新宿5丁目で経営しているバー『CON TON TON』でこれまで、アコースティックギターくらいの小さなライブはやっていたが、編成が多いライブや大きい音は店に防音がなかったのでやりにくかった。だからちゃんとしたライブができて、演者とお客さんが実際に顔を合わせて楽しんでもらえる場所を持ちたいと思ったことがきっかけ。元々ここにあった別のライブハウスがやめるとなったときに、ライブハウスが1つ無くなるのは寂しという思いもあって始めた」と開店の背景を話す。

 「せっかく四谷三丁目でやっているので、近所の方々や子どもが集まれるようなコンサートを開いたり、平日の昼でも集まれ歌声喫茶みたいに、おじいちゃんおばあちゃんがみんなで歌を歌ったり、ちゃんとしたミュージシャンを呼んだりと、いろいろなプログラムを今後やっていきたい。当店はジャンルを問わず、音楽だけじゃなく、芝居、映画、ダンスなど、毎日いろんなことをやっているので、ぜひ一度足を運んでいただければ」と呼び掛ける。

 同店はラテン音楽やサルサが多いこともあり、キューバのラム酒を置いている。天神さんがラム酒好きだという。「今はお酒が飲めないので提供できないが、ドリンクはカジュアルに飲めるようなお酒を用意している。種類にこだわるというより、飲んで楽しむという行為にこだわっていて、とりあえずライブを見て一杯飲んで帰るだけじゃなく、お客さん同士や演者とも、ぜひコミュニケーションを取ってほしい。この場所でお客さん同士が仲良くできるように意識している」とスタッフの笠野 裕美子さん。

 店名の「CON TON TON」は、「混沌(こんとん)」の言葉に由来。「CON」はスペイン語で「with(一緒)」、「VIVO」は「ライブ」の意味を持ち、「CON」と「VIVO」で「ライブと一緒」という意味になる。いろいろな世代、さまざまな価値観・趣味のお客さんが来て、ワイワイといつも混沌としている店がいいなと思ったことから。ロゴデザインはデザイナーの佐藤卓さんが手掛けている。

 イベントによりチャージ料金が異なる。別途ドリンク注文。
 営業時間は、昼の部=12時30分~16時、夜の部=18時~23時(緊急事態宣言中は20時まで)。イベントにより時間が変動する場合あり。詳細は公式HPよりスケジュールをご確認。
 新宿5丁目のバー「CON TON TON」は6月20日まで休業。

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