神楽坂通り商店会主催の「神楽坂まつり」が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため昨年・今年と2年連続で中止となった。1972(昭和47)年8月5日に初めて開催した同イベント。今年で50回目になる予定だった。
昨年から続いているコロナ禍。東京都では4月12日~5月11日、「まん延防止等重点措置」が施行されている。さらに、急速な全国的感染拡大を受けて4月25日~5月11日ごろまで、東京都・大阪府・京都府・兵庫県を対象に「緊急事態宣言」が発出されている。こうした状況の中、7月に迫った今年の「神楽坂まつり」を開催すべきか否か、実行委員会が議論を重ねた結果、「開催中止」を決定した。
神楽坂通り商店会の石井要吉会長は「昨年、今年と2年にわたり、50年間続けてきた『神楽坂まつり』をコロナ禍のため中止せざるを得ないのはとても残念。祭りを楽しみにしていた皆さまには申し訳ありませんとしか言い様がない。来年の『神楽坂まつり』で皆さまとお会いできるよう、祈念している。私たちは伝統ある祭りを未来に必ず継承していく」と前を向く。