神楽坂上に「若狭 醤油(しょうゆ)かつ丼と豚汁 厳選味覚 うまもんや」(新宿区赤城元町1、 TEL 03-6280-7373)が昼間限定でオープンして1カ月がたった。
福井県といえばソースかつ丼が有名だが、30年前、若狭の溝口精肉店の賄い料理から始まった「醤油かつ丼」も長く地元に愛されてきた。県の逸品認定商品である千成屋醤油店のしょうゆをベースに、地元野菜やショウガなどを使ったオリジナルのしょうゆダレで作るかつ丼は、あっさりしていて飽きのこない味が特徴。
神楽坂の福井県関連イベントで古民家居酒屋「カド」(赤城元町1)と協力して提供した「醤油かつ丼ランチ」を通して神楽坂に縁ができ、地元若狭の応援協力もあって福井県の店を閉め、神楽坂に移転、8月18日、「カド」の2階にオープンした。見通しの良い明るい店内はカウンター12席で、店長の溝口真理さんが一人で切り盛りしている。
「特に宣伝もしてないが、来店した方の口コミで徐々にお客さまも増えている。近い将来には、営業時間の延長、地元若狭の商品を紹介するスペースなどを設け、さらに福井県若狭を紹介する拠点にしていきたい」と溝口さん。
醤油かつ丼(980円)、ソースかつ丼(980円)、豚汁定食(1,280円)。食事にはすべて福井県産のみそを使った豚汁が付く。
営業時間は11時~16時。水曜定休。