ドーナツ専門店「Little Bear Meister(リトルベアマイスター)」(新宿区榎町)が榎町にオープンして、2月13日で1カ月がたった。席数は4席。
店主の吉若秀悟さんは元々異業種に携わっていたという。「ある日シュークリームを眺めていたら、クマに見えたことがきっかけ。3Dのクマの形をしたスイーツがあれば、多くの方に喜んでもらえると考え、試行錯誤してドーナツにたどり着いた。今までにないものを提供したい、という思いが強い」と話す。
ドーナツ店として出発したのは2019(平成31)年。下北沢周辺をメインに、クマのスタッフ(ぬいぐるみ)を載せたキッチンカーで営業を始めた。今回のオープンについて、「元々キッチンカーの仕込み場所を探していたが、良い場所に巡り合えたので店舗としてもオープンすることにした。路地裏に位置することから、足を運んでもらえるか不安だったが、おかげさまで多くの方に来店いただけている」とも。
メニューはチョコレート生地にチョコチップを練り込んだ「チョコベア」、アーモンド生地にアーモンド粒を練り込んだ「ナッツベア」(以上400円)。ドーナツはオリジナルのクマの型を使い、一つ一つ店内で作る。生地は国産小麦に全粒粉とグラハム粉を混ぜ、ザクザクとした食感に仕上げる。イートインでは、ベアドーナツと一緒に季節のフルーツと生クリームを盛った「リトルベアプレート」(700 円)が人気だという。そのほか、「シュガードーナツ」(190円)、「きなこのドーナツ」(250円)などの通常のドーナツも用意する。
レジカウンターでは動くクマのスタッフ(ぬいぐるみ)が客を迎え、来店客は写真撮影などをする姿も見られる。「キッチンカーでもクマに注目いただくことが多かった。店頭には新たに小さいクマも登場している。近隣の方はもちろん、多くの方が気軽に足を運べるような店になりたい」とも。キッチンカーも継続して営業する。
営業時間は11時~18時。月曜・火曜定休。