スペイン魚介料理専門店「Rosicler(ロシクレール)」(新宿区市谷柳町)が市谷柳町にオープンして、12月25日で2カ月がたった。席数は、カウンター=5席、テーブル=20席。
同店は、2016(平成28)年にオープンした東中野のスペインバル「Hasta Luego(アスタルエゴ)」の姉妹店。店主と店長がスペイン料理のシェフであることから「バルメニューだけでなく、食事シーンで利用してもらえるような店を作りたくてオープンした」とも。店長の井守直美さんが能登に縁があることから、スペインのガリシア地方と日本の能登をテーマに、両者の要素を感じさせる料理を提供するという。井守さんは、「ガリシア地方と能登は、どちらも海沿いに位置することから気候や風土が似ている」とも。店名はスペイン語で「夜明けの空の淡いピンク色」の意味。店内の壁も淡いピンク色に塗るなど、朝焼けの空をイメージしたという。
メニューは「エビのカルドソ」(1,490円)、「イカのパリ―ジャ」「タコのガリシア風」(以上2,500円)など。スペイン料理の技巧を使い、日本の食材を生かしたオリジナルのメニューを提供する。魚介や野菜は能登から仕入れるという。「スペインの食文化は、魚介や米を使う料理も多いので日本人の口にも合う。スペイン料理を軸に、ジャンルにとらわれないさまざまな料理を作る」とも。
店は外苑東通りから一本入った路地に位置する。「新しい形のスペイン料理を、家族や大切な人と一緒に食べていただきたい。地域の皆さんはもとより、多くの皆さんに愛される店となるよう、まい進する」と意気込む。
営業時間は17時~23時。月曜定休。