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老舗眼鏡ブランド「カメマンネン」 神楽坂の直営店が5周年

「カメマンネン 神楽坂」の土山博史社長

「カメマンネン 神楽坂」の土山博史社長

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 老舗メガネブランド「Kame Man Nen(カメマンネン)」(新宿区横寺町、TEL 03-6876-7945)の直営店が神楽坂にオープンして、9月で5周年を迎えた。

「カメマンネン 神楽坂」の眼鏡

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 1917(大正6)年から続く同ブランドは、福井県鯖江市のメガネ製造会社をルーツに持つ。1981(昭和56)年に、世界で初めてチタン素材を使った眼鏡フレームの生産を成功させるなどの実績を持つ。一時期はブランド存続の危機に直面したが、2017(平成29)年、眼鏡デザイナーでもある土山博史社長が引き継ぎ、鯖江市での製造を継続した。自身も福井県出身でもあることから「カメマンネンという歴史あるブランドを通して、福井の眼鏡産業のさらなる発展に貢献したかった」と土山社長。現在はシェアを拡大し、日本国内のみならず海外でも販売数を伸ばす。

 「鶴は千年 亀は万年」をブランド名の由来とし、「丈夫で末永く愛用できる眼鏡」作りを掲げる。土山社長は「堅ろうであることを大前提とし、そのうえで美しいフォルムを追求する」と話す。一枚のチタンシートからフロント部分をくり抜いて製作する「バーブリッジ」デザインの眼鏡など約500種類を展開。「クラシカルな要素と新素材・新技術を組み合わせる」技巧が特徴という。

 眼鏡選びに関して、「日本には良いブランドが多いので、実際に見たりかけてもらったりしてじっくり選ぶのが大切。その中で当ブランドを気に入ってもらえるのであれば、末永く愛用いいただければ幸い」と話す。

 アパートをリノベーションしたという同店。オープン当時はショールームとして開いたが、要望に合わせて徐々に販売を行い、変化していったという。「メンテナンスや特別オーダーなど、顧客に寄り添う直営店ならではのサービスを提供する。これからも、小売店とも良い関係性を保ちながら、カメマンネンの良さを伝えていければ」と話す。

 営業時間は12時~19時。月曜・火曜定休。

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