コモレ四谷の広場で「青空市場マルシェ」(新宿区四谷1)の開催が始まってから6月で1周年を迎えた。運営は一般社団法人「青空市場」(品川区)。
同法人は俳優の永島敏行さんが代表を務め、青空市場マルシェを初開催してから今年で18年目。「誰もが気軽に、日本各地で採れた特産品を生産者から直接買えるように」と始まった。最初の青空市場マルシェは銀座で定期開催され、その後、農林水産省や区の後援を受けながら丸の内などへも活動の場を広げていった。
企画開発部長の榎本明さんは「お客さまに純粋に楽しんでもらうことをテーマに、これまでまい進してきた。マルシェは、ただ食材を買う場所ではなく、人と人とのコミュニケーションが生まれるところ。安心・安全な野菜や食材などが手に入るだけでなく、何が本当に大切かを伝えていくことができる。食育も考慮しながらの買い物体験は、マルシェでしかできないのでは」と話す。
出店しているのは、全国の農家や生花店、ワイン醸造所など。「日本各地の食材や文化などを、さらに発信していきたい。東京に住む次世代を担う人が、このようなマルシェで自然の良さを知り、地方へ逆に出ていき、交流していく流れができるのでは。地方と東京の架け橋となるような存在になりたい。子どもたちや若い世代に、マルシェを通して地方のいいところもたくさん伝えていきたい」とも。
コモレ四谷での青空市場マルシェ開催は毎週水曜11時~18時。