飯田橋に「くじら BURGER(バーガー)」(千代田区富士見2、TEL 03-5275-9494)がオープンして1カ月がたった。オープン日は9月24日。経営は千京堂(千代田区)で、飯田橋で30年続く老舗イタリアン「グラン」が運営する。
コロナ禍の影響により生まれたニューノーマルに合わせたスタイルで「クジラ肉を広めたい、飯田橋を盛り上げたい」という思いで立ち上げたという。武右京社長は生まれも育ちも飯田橋で、地元を明るくする企画として「いいだべえプロジェクト」を考案。準備段階だが、地元企業によるイベントや商品の開発・販売などを予定。飯田橋駅から水道橋まで続く壁に、武蔵野美術大学の学生らが描いた「いいだべえ」にちなんで、クジラの肉を使ったハンバーガーを提供する。
「コロナ前の状態になるにはまだ時間がかかると思うが、少し落ち着いてきたところで新しい形の飯田橋を、地域一丸となって作っていけたら面白いと思っている。新しい形は多くの人が来るとは限らない、ニューノーマルを見据えて新しい飯田橋を作っていけたら。その一つとして、まずはクジラ・いいだべえ・飯田橋…この3つを飲食店という立場から世の中に広めていくのが使命だと思っている」と意気込みを見せる。
お薦めメニューは、ミントヨーグルトソースで「爽やかに仕上げた」という一番人気の「いいだべえバーガー」(単品780円)、照り焼きソースに自家製のコールスローをトッピングした「てりやきバーガー」(同820円)、くじら肉100%の「くじらメンチカツバーガー」(1,280円)。500円追加で、サイドメニューとドリンクメニューから1つずつ選べるセットも用意。「クジラ肉の特徴は、高タンパク・低脂肪・高鉄分・バレニン・DHA・EPAといった栄養素が豊富。パティはクジラ肉と豚肉を合いびきにし、臭みが苦手な方でも食べられるように調理している。恐る恐る食べる方がいるが、どなたでも食べやすくなるように、臭みが分からないような味付けで出しているので、ぜひ一度食べていただけたら」とも。
営業時間は11時30分~(無くなり次第終了)。現在はテークアウト・デリバリー販売のみで営業している。