神楽坂に園芸店「qivaco×Niwaki(キバコ×ニワキ)」(新宿区横寺町36、 TEL 03-6873-5373)がオープンして4カ月がたった。オープン日は5月12日。
店主は園芸装技能士の千歳みのりさん。店名は素朴で自然体な印象の「木箱」から。ローマ字表記は一見どこの国の言葉か分からないようにし、独自性のあるイメージを大切にしたいという思いから。「生け花・園芸・植栽・装飾など、植物に関することならなんでも承っている。元々季節の移ろいを感じ、植物と共生する日常が私にとって自然な生活だった。植物との長い関わりの中で培ったノウハウを生かして、皆さんのライフスタイルを提案したい」と話す。
店に並ぶのはたくさんの植物と、イギリスに本社がある日本道具セレクトブランド「Niwaki」の園芸道具など。「Niwakiは、日本の道具をセレクトして英国で販売しているイギリスブランド。縁がありダブルネームの店として、Niwakiのセレクト道具や小物も展開している」と千歳さん。
1つの植物の育て方は何通りもあるという。植え替えに関しても、植物を置く環境によって土を選んで提案する。「お客さまがどういう風に植物と暮らしたいかも大切なので、育てる環境などもヒアリングして提案する。植物を枯らさないために何をすべきか、水やりはどれくらいの頻度ですればいいかなど、形式的な方法に目が行きストレスを感じる方も多いと聞くが、植物を見て知ることで自然と育て方が分かってくる。私はその手伝いができれば。どんなことでも知ることで物事を理解していくように、植物も同じように接すれば大丈夫」とも。
「生け花も取り扱うが、あくまでも自然体で、良い花と巡り合えた時だけ店頭に並べる。皆さんにも、植物との関わりがストレスにならないような接し方を伝え、植物と一緒に生活する日々を体感してほしい。植物の相談、お悩みから些細(ささい)なことまで、気軽に足を運んで話しにきてもらえれば。生活に溶け込み、皆さんに寄り添うような存在になれたら」と笑顔を見せる。
営業時間は9時~19時。