四谷三丁目に6月17日、香港の点心とスイーツを提供する「香港物語スイーツ」(新宿区四谷2)がオープンした。席数は、店内=30席、テラス席=11席。
香港料理一筋のシェフ、葉積光(ようせきこう)さんは香港出身。27年前に日本に移住する前から現在に至るまで、飲食業界に携わっている。「これまで多くの飲食店で、主に点心をメインに関わってきた。香港では点心とスイーツを提供する飲茶専門店が多いが、日本ではあまり見かけない。多くの方に香港料理を知ってほしいという気持ちからオープンを決めた」と話す。
メニューは、「ベイクドチャーシューまん」(3個入り680円)や、「ふかひれ蒸しギョーザ」(4個入り630円)、スイーツでは「ココナツミルクプリン」(990円)などを用意。全メニュー共、テークアウトに対応する。「香港の味を日本でも再現するために、食材は値が張っても香港から取り寄せているが、お客さんが気軽に利用しやすいように価格を抑えた。オープンして1カ月だが、テークアウトも含め、すでにたくさんの方に利用してもらえてありがたい」と葉さん。
「長年作り続けてきた、本物の香港の点心とスイーツを食べてもらうことで、海外を身近に感じてもらえればうれしい。日常を離れてリフレッシュすることが難しい現在だが、食を通して香港の文化を感じてもらい、当店がお客さまの気分転換をお手伝いできれば」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~22時(緊急事態宣言中は20時まで)。