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中華そば「きみのあーる」、江戸川橋に移転 先代の味を継承

特製・塩

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 江戸川橋に「中華蕎麦(そば) きみのあーる」(新宿西五軒町、TEL 03-6265-3948)がオープンして1カ月がたった。オープン日は6月9日。同店は、飯田橋で7年間、地元の人を中心に親しまれてきた「中華蕎麦 きみの」を受け継いだ2代目店主が移転リニューアルした。席数は10席。

中華そば「きみのあーる」2代目店主の小川さん

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 「中華蕎麦 きみの」は、先代の店主が幼少のころに食堂で食べた味を再現したいという願いから、飯田橋のみちくさ横丁に店を構えたのが始まり。先代の引退の話を聞いた時に、2代目店主の小川博史さんは真っ先に「店を引き継ぎたい」と申し出たという。「私自身も、7年前のオープン当時から足繁く通っている店だったので、この中華そばの味を無くしたくないと強く思った。ぜひ2代目として店の味を引き継ぎたいとお願いしたところ、先代にも認めていただけた」と話す。

 店名は、リボーンの意を表す「あーる(R)」を付け、先代の店名を引き継いだ。「きみのの味をそのまま引き継ぎたかった。先代が築き上げた、かえしやスープの質を再現することは簡単ではなかったが、職人と一緒に試行錯誤を繰り返して完成することができた。今でも先代は店に来て、味のチェックをすることもある」と小川さん。

 メニューは「中華蕎麦・塩」「中華蕎麦・しょうゆ」(以上850円)のほか、同店オリジナルの日替わりごはん(300円)なども用意。中華蕎麦は、大仙地鶏をはじめとする昆布や魚介などを使った無添加のスープが特徴。「透き通ったスープは一見シンプルに見えるが、実は非常に複雑で繊細なかえしとスープ。化学調味料を使わず、たくさんの材料の味が複雑に絡み合ってできている。さっぱりとしていながら深みのある味は、きみのの中華蕎麦の神髄。途中でスダチを加えて風味を利かせる食べ方もお勧め」とも。

 「オープンして1カ月だが、既に常連さんや以前の店のなじみ客も足を運んでくださっている。先代の味を引き継げたことがうれしいし、これからもたくさんの方に食べていただけると思うと感慨深い。飽きのこない、懐かしくも洗練された味をぜひ食べに来ていただきたい」とほほ笑む。

 営業時間は11時30分~20時(スープが無くなり次第終了)。

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