曙橋につけ麺専門店「麺や うぐいす」(新宿区住吉町)がオープンして2カ月がたった。オープン日は4月26日。席数は、カウンター=8席、テーブル=2卓。
社長の植木純平さんは「飲食店を経営しているが、以前からつけ麺専門店をやってみたいという思いがあった。1年半の構想を経て、研究を重ねて『うぐいす』の味を作り上げた。一杯のつけ麺ができるまで長い時間がかかり、思い入れもある」と話す。
つけ麺のスープのベースは、かつお荒節やアゴ煮干しなど8種類の魚粉を独自にブレンドした魚介豚骨。「スープの濃度を保ちながら、クセが無く、あっさりとした味わいを目指し、完成するまで試行錯誤を繰り返した。毎朝店でスープを仕込んでおり、無くなり次第終了。おかげさまで常連さんもでき、完売する日も多い。つけ麺というと、濃厚でこってりとしたスープをイメージすると思うが、当店のスープは濃厚ながら、しつこくない。つけ麺の麺量は並盛400グラムと多めながら、女性も完食していただけている」という。
メニューは「つけ麺」(750円)をはじめ、濃厚度の高い「ごま坦々つけ麺」、バターと野菜を使った「肉みそつけ麺」(以上850円)、特製のえび油の風味が感じられるという「エビ辛つけ麺」(900円)など。
「年齢性別問わず、より幅広い客層の方につけ麺を食べてほしい。つけ麺専門店というと、店に入りにくいと思われている方も多いのでは。食べやすいつけ麺の味を研究しているのはもちろん、店名にちなんで塗ったうぐいす色の壁や店構えも含め、気軽につけ麺を食べられる店を目指している。ぜひ召し上がっていただき、好みに合ったつけ麺の味を見つけてもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~20時(スープが無くなり次第終了)。日曜定休。