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飯田橋にアラビア料理「アラビアンカフェ・ジジ!」 文化交流の架け橋に

(左から)サラーさん、ハミさん、店主の藤沢さん

(左から)サラーさん、ハミさん、店主の藤沢さん

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 飯田橋にアラビア料理「アラビアンカフェ・ジジ!」(千代田区富士見2、TEL 03-6261-0180)がオープンして間もなく2カ月を迎える。オープン日は12月1日で、席数は25席。モロッコ・シリア・トルコなどを中心に北アフリカ~地中海沿岸・中東料理を提供する。

タジンやクスクスなどのアラビア料理

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 15年前、「インド・アラブ民族衣装店ジジ!」をネットショップからスタート。その5年後に神楽坂で実店舗化。モロッコのハミさんと出会ったことをきっかけに、「モロッコ料理店タジンヤ」を閉店と同時に引き継ぎ、アラビアン・レストランとしてリニューアルに至ったという。3月ごろには東京タワー(港区)で民族衣装とヘナアートイベント「ジジ!東京タワー」も予定しているという。

 同店の料理は、地中海(マグレブ王国)~中東にわたるアラビア料理を伝統的な手法で料理を再現しているのが特徴で、化学調味料を使わず自然のスパイスのみで味付けをしている。ハラールの食材を使っており、野菜メニューが豊富なため、ベジタリアンにも対応している。

 メニューにはモロッコを代表する料理で、円すい帽子のようなふたが付いた無水鍋「タジン」(ランチセット1,500円~)で蒸し料理を提供。地中海沿岸の世界最小のパスタ「クスクス」(ランチセット1,500円~)のほか、シリアやトルコはひな豆のペーストにした「フムス」(小=500円、大=800円)は「アラビアパン」(500円)に漬けて食べる。中東全般では「ケバブ」(ランチセット1,600円~)など。

 店主の藤沢甲斐さんは「まるでアラブにいるかのような気分を味わっていただけるように、従業員も民族衣装を着用し、内装は現地から輸入したインテリアを採用している。外国にトリップしたような感じを味わっていただけたら」と話す。「アラブと日本の文化交流の場所を目指しているので、文化の架け橋になれれば。アラブは日本人が知らないところが多いと思うので、国内でアラブ文化を体験していただけるような交流スペースになることを願っている」とも。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時。ディナー=17時~24時(緊急事態宣言中、ディナーは中止。17時~20時は予約時のみ営業)。月曜定休。

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