KADOKAWA(千代田区富士見2)が4月26日、同社初となるレストラン「INUA(イヌア)」(富士見2)を6月29日にオープンすると発表した。
同店開業に当たり、デンマーク・コペンハーゲンのレストラン「noma(ノーマ)」のレネ・レゼピヘッドシェフとパートナーシップを締結。nomaは、レストラン誌の「世界のベストレストラン50」で4度(2010年・2011年・2012年・2014年)世界1位に輝いた実績を持つ。今回、nomaのトーマス・フレベルさんをヘッドシェフに迎える。
パートナーシップの締結は、2015年にKADOKAWA会長の角川歴彦がコペンハーゲンのnomaを訪れた際、コンテンツの創出において何よりもオリジナリティーを貴ぶ同社の気風と、nomaとの理念の間に共感を覚えたことがきっかけという。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を機に、インバウンド事業推進の一環として「食」もコンテンツの一つと捉え、nomaとのパートナーシップによってレストラン事業を始めることを決めた。
60席を設ける店内内装は、日本と北欧の文化の融合を目指したカスタムメードのアイテムによってデザイン。無垢(むく)のオーク材などの天然素材を中心に使い、どこか懐かしく感じる温かみのある空間を提供するという。
メニューは、コース(2万9,000円)、ワインペアリング(1万6,000円~)、ノンアルコールペアリング(1万円、以上税・サービス料別)を用意。ヘッドシェフ自ら日本全国に足を運び、多くの生産者と信頼関係を構築。それぞれの食材が持つ特徴を最大限に生かし、北欧で培った技術と食材の知識を融合させた料理を提供する。
場所はKADOKAWA富士見ビル9階。営業時間は17時~。日曜・月曜定休。同社子会社のK's Lab(富士見2)が運営する。