飯田橋の東京区政会館(千代田区飯田橋3)で2月21日、東京23区・特別区長会と奈良県町村会との連携協定締結式が行われた。
特別区では、東京を含む全国各地域が共に発展・成長し、共存共栄を図ることを目的とした取り組みとして「特別区全国連携プロジェクト」を進めている。今回、同プロジェクトの趣旨について、奈良県内15町12村による奈良県町村会が賛同し、連携協定を締結した。
締結式には、特別区長会会長の西川太一郎荒川区長をはじめ、幹事の成澤廣修文京区長、奈良県町村会会長の今中富夫上牧町長、副会長の森川裕一明日香村長、同・栗山忠昭川上村長が出席。協定の締結により、今後、東京23区と奈良県内の町村の発展・成長に資する事項や住民同士の交流促進など、多面的な連携・協力を推進する。
奈良県町村会の今中会長は「まだまだ奈良県にはいろいろな魅力があるので、できるだけ広く広めたい、興味関心を持ってもらいたい、移住定住もしてもらいたいという考え方から、同プロジェクトに参加し、奈良県の魅力を東京で存分に発揮したい。奈良県も人口減少・少子化に苦しんでいるが、そのことを考えて行動に移しながら少しでも打開できるよう奈良県町村会としても全力で取り組んでいきたい」と述べた。