四谷荒木町・荒木公園裏手に日本料理店「荒木町 たつや」(新宿区荒木町、TEL 03-6709-8087)がオープンして1カ月半がたった。
神楽坂の名店「石かわ」で腕を振るい、姉妹店「蓮」の立ち上げから8年間料理長を務めた店主・石山竜也さん開いた同店。「日本の食べ物と酒」にこだわり、日本酒や焼酎のほか、国産ワインも豊富に取りそろえる。提供する器や客席の椅子も国産にこだわり、椅子は座り心地を追求して100脚以上を試した中から選んだという。椅子に合わせてカウンターの高さを下げるなど、内装にもこだわった。店舗面積は9.7坪。席数はカウンター8席。
生産者と消費者とをつなげたいという思いから、日本のワインに関しては生産者に実際に会って選んだものを提供。石山さんは「ただ食べるだけでなく、生産者の思いというもう一つストーリーがあればもっと楽しんでもらえるのでは」と話す。
メニューは、8品で構成する7,500円(税・サービス料別)のコース料理のみ。旬の食材を使ったさまざまな料理は、食材の本来の味が味わえるよう調味料をほとんど使わないで仕上げるという。21時以降はアラカルトにも対応する。
ドリンクメニューは、エビスビール(630円)、グラスワイン(700円~)、4,000~6,000円台が中心のボトルワイン、日本酒(1合、1,080円~)、焼酎、ブランデー、ウイスキーなど。客単価は1万3,000円程度。
「荒木町になじみ、根差したい。人と人とをつなげられるような店になれれば」と石山さん。「特別な日だけでなく、思い立った時に行けるような良い意味で気楽さのある店になれれば」と笑顔を見せる。
営業時間は17時30分~24時(最終入店は22時)。水曜・祝日定休(日曜不定休)。