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四谷荒木町で「節分おばけ」 温故知新、仮装で鬼の目ごまかし厄払い

異装した荒木町の人たちが、太鼓や三味線を奏でながら参加店舗を訪問(画像=昨年の様子)

異装した荒木町の人たちが、太鼓や三味線を奏でながら参加店舗を訪問(画像=昨年の様子)

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 四谷荒木町かいわい(車力門通り・柳新道・杉大門通り・荒木公園)で2月3日、イベント「四谷節分おばけ 荒木町 春宵一刻(しゅんしょういっこく)」が開催される。主催は荒木町商店会。

赤鬼や青鬼に異装した行列が荒木町を練り歩く

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 昨年、40年ぶりに復活した同イベント。「京都でよく知られている風習だが、その昔、荒木町など東京でも行われていた。いったん途切れた行事を現在の飲食店街でも楽しく開催できるよう工夫して再開、昨年は好評をいただいた」と実行委員会の志賀信也さん。

 「節分おばけ」は、単に「おばけ」とも呼ばれ、節分の夜の厄払い(厄よけ)として行われる昔からの慣習。節分の日(旧暦の大みそかである立春前夜)に普段と違う格好をすることで鬼の目をごまかし、一年の厄を避けるという意味が込められている。

 当日、荒木町の店では何らかの異装で客を迎えるといい、客側の仮装・異装での来店も歓迎。荒木公園での荒木町商店会所属の店主たちを中心とする和太鼓チーム「荒魂(あらみたま)」による太鼓演奏や厄よけ太鼓の練り歩き、参加店舗での豆まきなども行われる。

 「今も花街の風情がそこはかとなく残る大人の街・荒木町で、温故知新を図りたい。節分の夜に荒木町に来れば、鬼を払ってもらえる。ほろ酔い加減の厄よけで、ぜひ一年を無事に乗り切ってほしい」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は18時~21時。

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