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花街の面影残す荒木町に紅の街路灯 お披露目で振る舞い酒や餅まきも

花街の風情をモダンに表す新街路灯

花街の風情をモダンに表す新街路灯

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 四谷荒木町の街路灯が建て替えられ、荒木公園(新宿区荒木町)で12月13日、街路灯落成式が行われた。主催は荒木町商店会。

紅白餅の振る舞いも

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 リニューアルしたのは、荒木町商店会エリアにある4基の街路灯。設置場所は、車力門通りの「みずほ銀行 四谷支店」横に2基と「一心らーめん」脇に1基、そして津の守坂横丁入り口に1基。

 新しい街路灯は、かつて花街として賑(にぎ)わっていた荒木町をイメージする鮮やかな紅(くれない)色。モダンで艶っぽいデザインになったが、「荷車を引く人夫」の飾りは以前と変わらない。これは、江戸時代に松平摂津守の屋敷へ物資を運ぶため、荷車が通った横丁が「車力門通り」であることに由来する。

 落成式の会場では、振る舞い酒や餅まきがあり、同商店会員も参加する地元の和太鼓チーム「荒木町太鼓会『荒魂(あらみたま)』」によるパフォーマンスも行われた。冷たい小雨の降るあいにくの天気だったが、訪れた人たちはその場で焼いて提供される紅白餅を頬張りながら、和太鼓の演奏に温かい拍手を送っていた。

 荒木公園では12月14日から、恒例の「A! Lucky Park イルミネーション」も始まる。イベント名は会場となる「荒木公園」から「あっ!ラッキーパーク」とした駄じゃれ。ライトアップは来年1月9日まで。

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