東京おもちゃ美術館(新宿区四谷4)で10月1日より、ドイツのぬいぐるみメーカー・シュタイフ社の130周年を記念した企画展「私のシュタイフ展」が開催される。
シュタイフ社は、1880年にドイツ南部の田舎町ギーンゲンのマルガレーテ・シュタイフによって世界で初めてぬいぐるみを作ったメーカー。1902年にテディベアの原型が考案され、翌年、アメリカの第26代大統領セオドア・ルーズベルトの晩さん会のテーブルディスプレーに使われたことをきっかけに、大統領のニックネーム「テディ」にちなんで「テディベア」と呼ばれるようになり人気を博した。
ドイツの職人の手作業で一体ごと丁寧に作られ、左耳に付けられる「ボタン・イン・イヤー」といわれる商標タグが特徴。限定品や有名ブランドの服をまとったベアなどは、オークションで数百万の値が付くものもある。
今回の企画では、事前に日本のシュタイフファンが所有するコレクションをエピソードとともに募集。全国から集まった約50点のシュタイフ製品に加え、日本玩具文化財団が所有する1900年代初頭に作られたアンティークの製品など約100点を合わせた約150点を展示する。
同展実行委員会の土屋さんは「(シュタイフ製品は)小さいお子さんから大人の方まで男女問わず、心に訴えかける良い製品なのでぜひたくさんの方にご来場いただきたい。シュタイフファンの方はもちろん初めての方でも楽しめる展示になっている」と話す。
開催時間は10時~16時。木曜休館。11月7日まで。