東京おもちゃ美術館が1周年-、来場数好調、「一口館長」は1300人に

1周年を迎えた「東京おもちゃ美術館」。写真は赤いエプロンの「おもちゃ学芸員」と同館のスタッフら。

1周年を迎えた「東京おもちゃ美術館」。写真は赤いエプロンの「おもちゃ学芸員」と同館のスタッフら。

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 NPO法人日本グッド・トイ委員会(新宿区四谷4)が運営する「東京おもちゃ美術館」(同)が4月20日、オープンから1周年を迎えた。

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 旧四谷第四小学校跡を利用した同館は、国内外の玩具の展示やイベント開催のほか、おもちゃの病院や手作りおもちゃの工房などを設置。遊びを通した子どもたちへの知恵や技の継承やボランティアとしてのシニア層が活躍できる場所作りなど、子どもから年配者まで世代を超えた交流の場を目指している。

 1年間の来館者数は予想していた4万人を大きく上回る約9万人。延べ4,000人のボランティアスタッフ「おもちゃ学芸員」が館内で活動を行った。同館の山田さんは「大人だけで来館してくださる方が思っていたよりも多かったことが影響しているのでは」と話し、来館者が多かった夏休みの時期には入場制限を行った日もあるという。

 開館前から募っていた寄付金は2,000万円を超え、館内の特設壁面に名前入りの積木を掲示するなどの特典を用意した1万円以上の募金者「一口館長」と10万円以上の募金者「一口名誉館長」は合わせて約1,300人に上る。

 「地域との密着がまだできていないので、近隣の『消防博物館』や『新宿歴史博物館』との共同企画や地域の祭りなどにも参加していきたい」と山田さん。夏に向けて1周年記念企画や「移動おもちゃ美術館」などの計画も進めているという。

 開館時間は10時~16時。木曜休館。

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