洋菓子専門店「菓ゆら」(新宿区赤城下町)が神楽坂にオープンして、2月4日で1カ月がたった。
店主の真鍋尚美さんは、物心がついた頃から菓子作りを続けてきた。香川県高松市で2006(平成18)年から12年間、同名の洋菓子店を構えていた。タイミングや縁もあり神楽坂に場所を変え、再び店を開いた。
販売する菓子は焼き菓子や生菓子などさまざま。真鍋さんは「和三盆やカカオマス、ゲレンドの塩などを使い、優しく奥行きのある甘さを大切にする。素材の味を感じられ、大人の方に喜ばれることも多い」とも。
焼き菓子は「マドレーヌ」「フロランタン」(以上352円)「シュークリーム」(231円)、「ジンジャークッキー」(121円)など。「マドレーヌは軽い食べ心地。焼きたては外側がカリッとしていて、よりおいしい。濃厚なカスタードのシュークリームも小ぶりながらも食べ応えがあり満足いただけるはず」とも。焼き菓子は一つずつ選べるほか、セットなども用意する。
生菓子は、「抹茶ガナッシュ」(682円)、「チーズタルト」(550円)、「シャンティメレンゲ」(506円)など。「チーズタルトなどは、ケーキの中心が滑らかな口当たりになるように高さを調整するなど、細かな部分にも気を配る」と話す。
店は住宅街の中に位置し、一人で切り盛りする日も多い。「菓子を作りながら営業しているので、お待たせしてしまうこともあるかもしれないが、一つ一つ丁寧に作る。昼過ぎにはマドレーヌなどが焼き上がるので、ぜひ足を運んでいただければ」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~19時。火曜・水曜定休。