神楽坂に「生ハムCOMPANY(カンパニー)」(新宿区神楽坂6、TEL 03‐5225-3907)がオープンして、3月9日で2カ月がたつ。同店は神楽坂のカキ専門店「ファストオイスターズ」を姉妹店に持つ生ハム専門店。
以前は同じ場所でシャンパンバーとして営業していたが、コロナ禍での中食需要を加味して、テイクアウトにも対応する生ハム専門店に業態転換した。店主の村上裕貴さんは「生ハムはワインやシャンパンなど幅広いアルコール類と相性が良い」と話す。
取り扱う生ハムは世界各国から仕入れるという。国によって肉の種類や製法が異なるため、味の特徴もさまざま。好みの量をカットするテイクアウトに対応するほか、「生ハム3種盛り合わせ」(2,000円~)などのイートインメニューも用意する。「フランスの生ハムは脂がまろやか、などそれぞれの国で味わいが違う。食べ比べて、好きな生ハムを見つけてほしい」とも。
生ハムスライサーはイタリアのスライサーブランド「Berkel(ベルケル)」のものを採用。注文後に手動でカットし、要望に沿って生ハムの厚さを調整するという。用意するワインやシャンパンの種類も幅広く、南フランスを中心とするナチュラルワインなどをそろえる。
飲食メニューのほかに、客のワインを預かり店奥のワインセラーで管理する取り組みも行う。「生ハムとワインを楽しむ文化を、さらに日本に根付かせたい。ギフト需要にも対応するので幅広いニーズに応えれば。姉妹店も含めて『いつでもワインのある生活』をテーマに、日常の一部となれるような店を目指す」と意気込む。
営業時間は14時~21時。日曜定休。