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飯田橋に泡盛バー「なんくるみー」 民謡大賞受賞の店長が三線演奏

「なんくるみー」三線を演奏する西村豪店長

「なんくるみー」三線を演奏する西村豪店長

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 飯田橋にタコライス&泡盛バー「なんくるみー」(千代田区飯田橋1、TEL 03-6272-8677 )がオープンして1月7日で2カ月がたった。同店は、三線の生演奏が聴ける泡盛バー。席数は10席。

「なんくるみー」店内の様子

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 店名は沖縄の方言で、「なんくる」=「自然と」、「みー」=「実る」を合わせた言葉。意図せずとも根を生やし、力強く育つという意味を込めたという。

 琉球民謡協会の教師免許を持つ西村豪(ごう)店長は、高校の修学旅行で沖縄に行った時に三線の弾き語りに出合い、魅力を感じたという。琉球民謡協会の知念榮(ちねんさかえ)最高師範に入門し、最高賞や民謡大賞など数多くの賞を受賞した経歴を持つ。「泡盛や沖縄の魅力を多くの人に伝えたいと思い店を開いた。ランチタイムはタコライスなどのカジュアルな飲食店。バータイムは泡盛を飲みながら三線演奏を楽しんでいただけるバー」と話す。西村店長は毎夜三線を演奏するという。「沖縄の三線というと、女性のコーラスやにぎやかな声かけなどを想像するかもしれないが、当店では私一人が三線を弾いて歌う。落ち着いた静かな三線演奏を聴きながら、泡盛を飲んでゆったりとした時間を過ごしてもらいたい」とも。

 用意する泡盛は約20種類。生産量が少なく島で9割が消費されるという「泡波(あわなみ)」や、ウイスキーの香りの「暖流(だんりゅう)」など。泡盛は日本最古の蒸留酒で、黒こうじ菌で造った米こうじのみを原料としている。

 ランチメニューは「タコライス」「ソーセージプレート」(以上700円~)など。バータイムでは「沖縄そば・ジーマーミ―豆腐・島ラッキョウ・豆腐よう・海ブドウとワンドリンクのセット」(2,000円)なども提供する。「沖縄のやちむん(焼き物)の絵柄を壁にペイントするなど、沖縄の文化を感じられるようにした。三線の演奏時以外はジャズを流したり、キャンドルをたいたり、バーとしての雰囲気も大切にしているので、落ち着いた雰囲気で泡盛を飲みたい時にも利用していただければ」と笑顔を見せる。

 営業時間は、ランチ=11時~14時30分。バータイム=17時~22時。土曜・日曜・祝日定休。

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