神楽坂で11月26日・27日、「ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり」が3年ぶりに開催される。会場は神楽坂通りと赤城神社境内。主催は福井県と若狭湾観光連盟。福井県の特産物などを取り扱う同イベントは今年で13回目。
神楽坂と福井県のつながりは江戸時代から。若狭国(福井県)を領した藩「若州小浜藩」の江戸屋敷が神楽坂の矢来公園近くに位置しており、現在でも同園内に「小浜藩邸跡」と記した記念碑がある。
物産展「越前・若狭の特産品の販売会」では越前ガニや若狭サバのへしこなどを販売するほか、若狭牛や若狭ふぐが当たる抽選会も行う。そのほか、国内最大級の恐竜博物館が福井県にあることから、ティラノサウルス頭骨(複製)と触れられる実物化石を展示。来年春に北陸新幹線が福井県に延伸開業することを記念して、北陸新幹線の3Dパネルを展示し福井県の公式キャラクター「ジュラチック」も登場する。
協賛する神楽坂商店振興組合の横倉泰信会長は「3年ぶりに開催でき、イベントを楽しみにしている方たちの期待感も膨らんでいる。歴史的背景を知ると、神楽坂と福井のつながりに興味を持ってもらえるはず。福井は日本海が美しく、美食の土地。イベントを通して福井の魅力を多くの方に知ってもらいたい」と話す。
26日のオープニングセレモニーでは、福井県から来訪する井ノ口祭太鼓保存会が「棒振り太鼓」を披露。翌27日には、メインイベントとして神楽坂通りを時代衣装姿で練り歩く「小浜藩酒井大老登城行列」を行う。
開催時間は、26日=11時~18時、27日=10時~17時。