神楽坂に5月9日、テイクアウト唐揚げ専門店「神楽坂から揚げ 斉唐(さいとう)」(新宿区神楽坂2、TEL 03-6280-8132)がオープンした。
斉藤利江社長は福岡出身。前職の定年後、同店のオープンに伴い上京した。「おもたせのイメージが無い唐揚げだが、同時に老若男女問わず好まれるメニューでもあると感じていた。固定概念に囚われず、『おもたせとしての唐揚げがあってもいいのでは』という考えから当店を開いた。東京にいる娘2人に会いに来ていた際に、神楽坂の持つ雰囲気や文化に引かれ、この場所に店を構えることに決めた」と斉藤さん。
唐揚げのベースとなったレシピは、斉藤さんが子育てをしていた頃、子どもたちが冷めてもおいしく食べられる弁当を研究していた時にできた。肉にしっかりとしみこむように開発したオリジナルのしょうゆだれは、「素材本来の味も引き出すよう工夫している」という。「最小限の薄衣で揚げることで、時間がたってもジューシーな唐揚げに仕上げた」とも。
メニューは、味付けの異なる9つの唐揚げをセットにした「唐揚げのおもたせ」(2,000円)をはじめ、「唐揚げ弁当」(1,200円)など。唐揚げ単品も100グラム 300円から注文に応じる。「鶏肉は国産のみを使い、無添加。『唐揚げのおもたせ』は、定番の「秘伝しょうゆだれ」をはじめ、トマトコチュジャンやゆずこしょう、ゴルゴンゾーラなど、変わった味付けをセットにした。9種類のアイデアは、これまでの調理経験を元に思いついた」という。
おもたせとして、新しい唐揚げ文化を広げていきたいという斉藤さん。「ぜひ一度、冷めてもおいしい、おもたせとしての唐揚げを試していただきたい。お呼ばれした先や家で、皆でワイワイと食卓を囲んで楽しんでいただければ」と笑顔で話す。
営業時間は11時~20時。月曜定休。