飯田橋にラーメン専門店「いろはに博多」（千代田区飯田橋3）がオープンして1カ月がたった。オープン日は1月17日。運営は飯田橋商店（千代田区）。席数は1階＝6席、2階＝11席。

「いろはに博多」ラーメン赤

　大将の小林将晴（ゆきはる）さんは、飲食業界での経験を持つが、ラーメン店の運営は初めて。「初のラーメン店だか、ラーメンの奥深さを改めて知り、湯切りやかえしの度合いを研究しながら一杯に思いを込めて作っている。ラーメンや雰囲気も含めて、男女問わず気軽に入りやすい店を目指している。1階は調理の様子を楽しんでもらえるカウンター席のみだが、2階はテーブル席もあるのでゆったりと食事していただける」と話す。

　メニューは、豚骨ベースの「ラーメン」（780円）、焦がしにんにく入りの自家製マー油を使った「ラーメン黒」（830円）、自家製ラー油と辛豚を使った「ラーメン赤」（880円）の3種類。スープは豚骨がベースで、麺は細ストレート麺。「豚骨と聞くと、こってりとした重たいスープをイメージされるかもしれないが、当店のラーメンはクセが少なく、まろやかで食べやすい。3種のラーメンは、それぞれ異なる特徴があるので、その日の気分に合わせて選んでもらえれば。トッピングの高菜や紅ショウガは好きなだけかけていただけ、ゆで卵も食べ放題。食を通じて楽しんでもらい、たくさんの人に元気になってもらいたいという思いを込めて、メニューにエンターテインメント性を持たせたかった」とも。

　「こんなご時世だが、『食』は必要不可欠なもの。せめて食べている時だけでも明るくなってほしい。皆さんを笑顔にできるような役割を、当店が少しでも担えればうれしい。近隣の方をはじめ、いろいろなシーンで気軽に利用してもらえれば。従業員からお客さんまで、店に関わる全ての人が、ラーメンを通して幸せを感じてもらえるようにしたい。気軽に来店いただき、なじみの店として利用してもらえれば」と呼び掛ける。

　営業時間は11時～22時30分（まん延防止等重点措置期間中は20時まで）。日曜・祝日定休。