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神楽坂・天神町の「シェア天神町」にシェアオフィス シェアキッチン「SQUARE」も

神楽坂・牛込天神町交差点にある「SHAREtenjincho」外観

神楽坂・牛込天神町交差点にある「SHAREtenjincho」外観

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 神楽坂・牛込天神町交差点にある「SHAREtenjincho(シェア天神町)」(新宿区天神町)2階に3月1日、シェアオフィス(12席)がオープンした。

建築家のクマタイチさん

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 同施設は鉄筋コンクリート造の9階建て。1階は昨年12月30日にオープンしたシェアキッチン「SQUARE(スクエア)」で、メインテナントとして「CRAZY PIZZA」を構えている。2階はシェアオフィスで、3階~9階が居住スペース(9部屋)となっている。

 設計は、建築家のクマタイチさん(TAILAND)をはじめ、篠原聡子さん(空間研究所)、内村綾乃さん(A studio)が携わる。同施設は「SHAREプロジェクト」の一環。「シェアハウスを通して、東京の見えなくなってしまったコミュニティーを再び可視化させたい」という思いから始動したという。

 クマタイチさんは「他のシェアハウスと違うのは、1階に店を構えた点。ワインバー『Trailer』を1年間やっている時に、人が集まりお客さんと友達になるなどしてコミュニティーができたため、今回も1階に店を構えたかった。空間デザインに関しては階段が特徴。テラスは基本上下につながっていないが、避難はしごがある。避難はしごを常に設置・見えるようにして、テラスをシェアしようというのがコンセプト。これができるのはシェアハウスならでは。普通は知らない人が自分家のテラスを歩いていたら困るだろう。テラスも含めて全部シェア空間。テラスが建物の顔ともなり、ただの避難階段を超えた、住人のための立体的な庭となる」と話す。

 「スクエアは、みんなが集まる広場的な空間を目指した。ヨーロッパでは『スクエア』という概念があるが、日本にはあまり『スクエア』的な場所がない。店舗では販売していないが『スクエアパイ』という四角いピザをみんなで食べるイメージで、集まれる場を作りたいと思い、その両方の意味で名付けた」とも。

 「シェアハウスに住める人はそんなに多くないかもしれないが、オフィスやスクエアはフラットに来られる場所なので、イベントにも参加していただき、ここをきっかけにコミュニティーができれば」とほほ笑む。

 「SQUARE」では毎月1~2回、イベントを行う予定。3月16日は「SQUARE水曜カレー」を開催予定。

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