神楽坂に1月20日、「サーモンnoodle（ヌードル）3.0」（新宿区神楽坂6、TEL 03-3528-9992）がオープンした。席数は20席。

神楽坂「サーモンnoodle3.0」ポルチーニサーモンとサーモンめし

　運営は「縁petit（エンプティ）」（北区）。「当社は『ラーメンはフレンチ』をテーマに、伝統的なフレンチの技法を用いてさまざまな食材を使ったラーメン店を展開してきたが、サーモンをメインにしたラーメンは初の試み。さらには最新の水分子調理器を活用し、これまでにない一杯を開発した。料理長は、約14年のフレンチ経験があり、まるでフレンチのコース料理を食べているような、味の変化や風味を感じてもらえるラーメンを提供している」と藤岡店長。

　店内は黒をベースとした「落ち着いた雰囲気」に仕上げた。「ラーメンというと、あまり時間をかけずに1人でさっと食べるようなイメージがあると思うが、当店は雰囲気なども重視し、ゆったりと落ち着いた空間で食事をしていただけるようにした。神楽坂はフランス料理店も多いことから、当店も街になじむような相性の良さを感じている」とも。

　「どんな方でも入りやすい店、食べやすいラーメンに仕上げている。ディナーの時間帯も、お酒とラーメンをゆっくり楽しんでいただくなど（まん延防止重点措置要請期間中はアルコール提供不可）、いろいろなシーンで利用してもらえれば」と意気込みを見せる。

　メニューは、白サーモン（930円)、ポルチーニサーモン（1,030円）など。サーモンを丸ごと使ったラーメン作りが特徴。「サーモンや豆乳をベースとしたスープで、麺は平打ち麺と細麺を選べる。サーモンの身はもちろん、内臓などまでスープに活用しているので、深みのあるうまさを感じていただける。フードロスが問題視される今だからこそ、通常だと捨てられてしまうような肝や骨、皮なども活用しSDGsの面も意識している。食べ進めるにつれ、ニンジンのエスプーマなどの味が複雑に混ざり合い、ほかにはない一杯になっている」と話す。

営業時間は、ランチ＝11時～15時、ディナー＝17時～22時。まん延防止重点措置の要請期間中は20時まで。