神楽坂に中華レストラン「瑞琳(ずいりん)」(新宿区東榎木町、TEL 03‐5946‐8026)がオープンして1カ月がたった。オープン日は5月2日。席数は32席。同店は、神楽坂の「穂禮(ほうれい)上海」の姉妹店。オーナーは神楽坂で20年以上、中華料理店経営に携わってきた張蔚(ちょうい)さん。
ディナーはさまざまなコースも用意する=神楽坂に中華レストラン「瑞琳(ZUIRIN)」
店名の由来は、元々同じ場所にあった別の中華レストラン「KEILIN」の一文字を受け継いだことから。コロナ禍での開店は悩んだこともあったが、応援してくれる周りの支えもあり開店に至ったという。「縁があってこの店を開くことができ、思いを受け継ぎたいという気持ちがあり「瑞琳」の店名に決めた。姉妹店の穂禮上海は、なじみやすい中国の家庭料理がコンセプトだが、当店はおもてなしや祝いの場にも使ってもらえるような中華レストランがテーマ。ゆっくりと食事をしてもらえるような飲茶を中心とした料理を提供している。長年中華料理店を経営してきたが、中国では高級ホテルでの勤務経験もあったので、今回のようなシックな店も手掛けたい思いもあった。すでに多くの方に喜んでもらえていてうれしい」と張さん。店内も落ち着いた雰囲気に統一している。
メニューは、蒸し点心や揚げ点心が食べ比べてきる「お薦め籠入り飲茶セット」(1,980円)や、名物のおかゆと点心の両方が食べられる「おかゆ・飲茶セット」(1、200円)など。「食事が息抜きの時間になるようにとの思いを込めて色とりどりの点心を提供し、目で見ても楽しい料理を提供する」とも。メニューは手作りで、着色料不使用の無添加。鮮やかな点心の色付けも、全て野菜などから抽出した成分を採用している。
「ずっと支えてくださっているお客さまをはじめとする多くの方に、この店を通して日常の喧騒(けんそう)を忘れてもらい、食事で気分転換をしてもらえれば。コロナ禍で大変なことも多いが、祝い事などにも当店を利用してもらい、日常に彩りを添えたい」と笑顔で話す。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時30分~21時30分(営業時間は政府の方針に従って変動)。月曜定休。