牛込神楽坂のイタリアンレストラン「Carmine(カルミネ)」(新宿区細工町1、TEL 03-3260-5066)が2月9日、テークアウト専用ブースを新たに設け店頭販売を始めた。同店はオーナーシェフのカルミネ・コッツォリーノさんが経営し、今年で34年目となるカジュアルイタリアンレストラン。
牛込神楽坂のイタリアンレストラン「Carmine」ショーケース内メニュー
テークアウト自体は以前から対応していたもののイートインがメインだったが、コロナ禍となった現在はテークアウトの需要が一気に高まったという。店長の吉岡眞一さんは「長く通ってくださっているお客さんも多いが、店内で飲食するのを敬遠し、その代わりにテークアウトで店のような料理を家でも楽しみたいと思う方が増えた。今回思い切ってテークアウトブースを作りメニューも増やしたところ、そのニーズに対応することができ、お客さまに喜んでもらえた」と話す。
テークアウトメニューには、今回新たに開発したものもある。店で食べる味をそのまま持ち帰ってもらえるようにと試行錯誤を繰り返した。人気のキッシュやミニサラダのほか、シーズンに合わせてメイン料理も用意。今後については、「店内に食料品の販売スペースを設けたい。カルミネの味を再現できるドレッシングやパスタソースの開発も進めており、一部は今回新たに設けた販売食料品棚で展開している。レストランだけでなく、地元の皆さんの生活に寄り添うような、身近に利用してもらえる店を目指したい」と意気込む。
吉岡さんは「カルミネといえばピザと思う方も多いが、ピザだけでなく、いろいろなメニューも気軽にテークアウトで食べられるようになったので、さまざまなシーンで利用してもらえれば。コロナ禍でしばらくの間見掛けていない常連さんも、気軽に立ち寄っていただければ」とほほ笑む。
営業時間はランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~22時(営業時間短縮要請に準じて変更)。火曜定休。