はとバス(大田区)は7月10日、四谷怪談ゆかりの神社である四谷お岩稲荷田宮神社(新宿区左門町)で「怪談バスツアー」開始前のおはらいの儀式を執り行った。
同社は1973(昭和48)年、講釈師をガイド役に怪談ゆかりのスポットを巡りながら怪談話を楽しんでもらうバスツアーを初めて実施。1999年に26年ぶりに実施し、今年で19年目を迎える。2013年には船上での怪談クルーズツアーもスタートした。
ツアーの運行前のおはらいは、2007年より毎年実施しているもの。怪談ツアー運行時に体調不良を訴える社員がいたことから、全てのツアーが無事運行されることを祈念して企画担当者や乗務員代表らが参加する恒例行事となっている。この日は、講釈師や乗務員代表、ら約20人が参列。真剣な面持ちでおはらいを受けた。
同社は今年、毎年恒例の「講釈師と行く夜の怪談クルーズツアー」「お寺で聞く怪談の夕べ」に加え、はとバス創立70周年を記念した新コース「料亭『花蝶』で聞く 迫力の立体怪談」を販売。照明や音響、大道具などを用いた怪談話を提供するという。