東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅に直結する「消防博物館」(新宿区四谷3)が12月3日、開館25周年を迎える。
同館は1992年、東京消防庁消防防災資料センターとして四谷消防署と併設する形で設立。江戸時代から現代までの消防の歴史を紹介するほか、消防ヘリコプターやクラシックカーなどの展示や企画展、普段触れることのできない消防クラシックカーに乗車しての撮影会などさまざまなイベントを開催している。
首都圏の小学生以下の家族連れを中心に、これまでの来館者数は391万人を超えた。2015年に世界最大級の旅行サイト・トリップアドバイザーの「エクセレンス認証2015」を受賞したことで外国人来館者が増加。今年も昨年比で5割増しだという。
25周年記念イベントとして12月3日、「ペーパークラフト作成会」や「消防自動車乗車撮影会」を開く。乗車撮影会では、撮影した写真をその場でポストカードにして進呈するほか、参加者先着1000人に25周年記念グッズを進呈。6階展示室エリアでは、これまで展示したことのない収蔵品を中心に展示する「25周年記念展示」を開く(12月10日まで)。
城下剛志館長は「消防博物館は多くの皆さまにご愛顧いただき、無事に25周年を迎えることができた。今後も防火防災について楽しく学ぶことができる施設として各種イベントや企画展を開催していくので、来館をお待ちしている」とコメントを寄せる。
開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入場無料。展望休憩室(10階)はリニューアル工事のため12月18日~2018年2月13日閉鎖。