跡見学園女子大学(文京区)が12月3日、昭文社(千代田区麹町3)とコラボレーションした大学案内ガイド「ことりっぷ 跡見学園女子大学」の先行配布を開始した。
「ことりっぷ」は、働く女性が週末に行く2泊3日の小さな旅を提案したガイドブックで、累計発行部数1400万部を超える人気シリーズ。2008年の創刊以来、旅好きな女性に支持され、女性の誘客を目指す自治体や交通関連、流通関連、飲食店、女性向け商品のメーカーなど幅広い企業・法人とコラボレーションを展開している。
大学・学校と同ブランドのコラボレーションは今回が初の取り組み。同大学は東京都文京区と埼玉県新座市にキャンパスがあり、「実践的な教養を備え、自律し自立した女性を育成するための教育・研究を実現すること」を理念に、社会のさまざまな場面で貢献する人材を養成している。その人物像と「ことりっぷ」のターゲットである20~30代の働く女性像に高い共通性があることから、主に受験生を対象に配布する大学案内制作にあたり、同ブランドを活用した。
旅先での時間の過ごし方を提案する「ことりっぷ」の編集ノウハウを生かし、同大学を志望する生徒が入学後の充実したキャンパスライフを想像できる紙面づくりを実施。キャンパスでの一日の過ごし方やキャンパス周辺のカフェ・レストラン情報のほか、大学の年間イベントカレンダーや周辺地図も掲載し、オープンキャンパスなどで訪れる際だけでなく、入学後もガイドブックとして使える冊子となっている。
発行部数は2万部。同大学の入試合格者へ先行配布し、その後オープンキャンパス来場者や資料請求者へ配布予定。来年3月には無料電子書籍版の展開も予定している。
大学・学校とのコラボレーションについて、「大学・学校への働き掛けに力を入れており、今後こうした例が増えるものと期待している」と昭文社広報の竹内渉さん。同大学も、受験生をはじめ在校生や保護者の満足度向上にも強い期待を寄せているという。