バスクリンに公認部活動「銭湯部」 日本の風呂文化の活性化目指す

銭湯部の部員 神楽坂「熱海湯」前にて

銭湯部の部員 神楽坂「熱海湯」前にて

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 東京・市ケ谷に本社を置くバスクリン(千代田区九段北4)内の公認部活動「バスクリン銭湯部」が、入浴剤を主要製品とする同社ならではのユニークな活動を行っている。

 銭湯やスパ施設を活用し、入浴の知識や教養を高めることを目的とした同部活動。発足は今年4月。発起人の高橋正和さんは「当社の主力製品である入浴剤は、元々は銭湯を中心に広まったもの。入浴剤の原点とも呼べる場所が、年々数を減らしている現状を受け、活気を取り戻すことに一役買いたいと思ったことがきっかけ」と話す。

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 銭湯にあまり親しみのない若年層へ訴えたいという思いから、20代のメンバーが中心となって、さまざまな部署から参加者を募る。主な活動は銭湯巡り。銭湯の文化や歴史について一から学び直すことで、昔ながらの銭湯や風呂の良さを見直し、新たな活用法を模索することが狙いだ。

 都内を中心とした銭湯情報を提供するウェブサイト「東京銭湯 - TOKYO SENTO -」では、コラム「バスクリン銭湯部が行く!GO!FURO!」を担当。部活動を通した銭湯体験リポートや、ビジネスマンに向けた銭湯活用術などを紹介している。

 「部活動という形式を取ることで、部署や役職にとらわれず、さまざまな人と同じ目線で関わりが持てることが魅力の一つ。『裸の付き合い』という言葉もあるように、一緒に風呂に入ることで普段では聞くことのできない話も聞くことができ、部内では新しいコミュニケーションが日々生まれている」と高橋さん。

 「銭湯は広い浴槽で入浴を楽しめるだけでなく、かつては街の重要なコミュニティーでもあった。銭湯の魅力を再発見することで、日本の入浴文化の発展に広く貢献していきたい。今後は地域の銭湯さんと協力して、銭湯を活用したイベントなども企画していければ」とも。 

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